不発に終わった先日のお花見旅行の替わりにという訳ではないが、代々木公園に桜を見に行った。ガッツリとした花見ではなく、散歩がてらの花見。公園通りにあるスタバで飲み物をテイクアウトし、欅のプロムナードを通って公園に向かう。この日はドックイベント「わんわんカーニバル2024」が開催されており、並木道は犬に溢れていた。かわいい柴犬に後ろ髪を引かれつつ渋谷門から入った。
代々木公園は桜が満開だった。
花見客も大勢いて、レジャーシートに食べ物を広げ楽しそうに会話している。だがこの人の多さと、男子トイレでさえ待ちの列ができる様子をみて、やっぱり長時間の花見は自分には好きになれなさそうだと思った。サクッと切り上げてどこかのお店に入りたくなっている自分が容易に想像できる。
公園を1周してコーヒーも飲み終えた頃「さ、出ようか」と恋人に声を掛けた。「あれどっかに座ってゆっくりしなくて大丈夫?」と言うので「大丈夫」と答えると、「もしかしてお花見ってあんまり好きじゃない?」と聞かれた。「桜を見るのは好きだけど、屋外で長時間飲み食いするのはあんまりね」と正直に答えて出口へと歩き始める。すると、恋人から「そういえば去年のお花見も断ってたよね」と言われた。あれそうだっけ。思い出せない。でも確かに去年は恋人が入っている水泳サークルで花見があったはずだが行った記憶がない。ふと思い立ってブログを見返してみると、その日は仕事が入って花見を断っていたことが書かれていた。
同時に今日感じたことと全く同じことも書かれていて面白い。
私にとってのお花見は、コーヒー片手に散歩をするくらいがちょうど良い。恋人には急に仕事が入ったということで断りを入れる。嘘ではない。
こういう答え合わせができると少し嬉しい気持ちになる。日記は面白い。
原宿門から公園を出たあとは、ぶらぶらと原宿で買い物をした。会社にも着ていけるような春物のアウターが欲しいのだが、買いたいと思えるような物は見つからなかった。patagoniaの店先でライブペインティングをやっていてしばらく見物した。
何かを書きかけたと思ったら急に手を止めて、少し考えた後で全然違う部分を描き出したりする。どんなことを考えながら描いているんだろう。不思議だ。
夜ご飯は宇田川町にある「魚金」で食べた。私はビールはあまり飲まないのだけど、恋人が飲みたい雰囲気を前面に出していたので1時間1500円のクラフトビールの飲み放題を付けた。「Run&Run」というクラフトビールがマンゴー風味の甘さがあり美味しかった。