迎春記

しがないゲイの日常

MENU

2024/3/17(日)

午後、2回目の麻雀サークルに参加した。前回は初参加ということもあり、部長のK以外は名前と顔を覚える余裕がなかったが、名前がわからないと今後どんどん気まずいシチュエーションが増えていくと思ったため、今回は意識的に名前と顔を一致させるよう努力した。まずは中心的な人からと周りを伺う。参加者に名札を配っていたり、局の開始の号令を出していたり、会計を取りまとめていたりと、それっぽい人がチラホラといる。5人くらいは覚えられたと思う。

麻雀の結果は5半荘やって、2→1→4→3→4と低調だった。初トップが取れたのは嬉しかったけど、4着時はいずれも大負けしたため、通算では約40のマイナス。大きな放銃もなかったけど、全然アガれずにただただマイナスされていった。うーん。

久々にサークル活動というものに参加してみて、改めて自分は人見知りだということ痛感した。初対面の人に自分から話し掛けるというのができない。1半荘ずつ全卓が終わるのを待ってから次に進めるという進行なので、早く終わった卓では待ち時間が発生するのだが、みんなスマホを見たり、他の終わっていない卓を覗きに行ったりするので話しかけづらかった。今まで初対面の人とどうやって距離を縮めてたんだっけと思う。昔はこういうシチュエーションなんて、いくらでもあったはずなのに。

思い返してみても自分から積極的に話しかけにいった記憶はなかった。それもそのはず。その頃は自分が若かったからである。若いというだけで年上の人が気にかけてくれて、自然と距離を縮めていくことができたのだった。でも今やそうはいかない。見回してみると、サークルに参加しているのは、大部分が自分よりも年下のようだった。

「もう待ち子じゃいけないな」

そう思いつつも、やはり自分から話し掛けることはできない。結局「別に友達作りに来たんじゃなくてリアル麻雀がしたかっただけだし」と開き直って、待ち時間は自分の局の振り返りをすることにした。ちょうど前局、萬子が3334567の形で8萬をツモってきたのに、危うく切りそうになった場面があった。8萬を片手に数秒考えた後で「ツ、ツモ」と発声したのだが、あれは実にダサかった。せっかく2/5/8と4/7の5面張という超良形の待ちだったのに4/7のノベタンしか気づいてなかったなんて。

そうやって一人で牌を並べて復習していたら、同卓していた部長のKから「何の検討してるんですかー?」と話し掛けられた。恥ずかしかったけれど「さっきの局で自分の待ちが全部見えてなかったみたいで」と言うと、「あぁ。あの5面張ね」とすぐ該当の局がピンときたようだった。
「これは3を雀頭とみれば2/5/8の三面張だし、暗刻でみれば4/7のノベタンになるんですよ」
「おれノベタンの方しか気づいてなかったです......」
「じゃあの8萬でよく踏みとどまりましたね(笑)」

説明してくれたKは続けて「じゃこれ分かります?」と言って牌を並べだした。3445666。
「2/5......と......」
「あともう一個......!」
「......4!」
「正解!」
誰かに「正解!」と言われるのは久々で、とても心地が良かった。でもこの心地よさは何待ちクイズに正解した気持ちよさではなく、Kとほんの少しだけ仲良くなれたような気がしたからだと思う。そこで私は肩の力が少し抜けた気がした。まずは麻雀を楽しめばいいやと思った。麻雀を楽しんでいれば、きっとみんなとも次第に仲良くなれるはず。ここは麻雀サークルなのだから。

でもそうなると、楽しむために上手くなっている実感が欲しくなる。次参加するときまでに多面張のパターンは少し勉強しておこう。

記録用

第一局:45500 - 31700 - 21200 - 1600

オーラスでリーチドラ4の満貫上がったところ

第2局:41200 - 29600 - 21800 - 7400

初めて小三元あがった

第3局:67200 - 30400 - 9300 - -6900 (※写真はトップから10000借り)

対面の親番で無双された

第4局:47500 - 22500 - 20000 - 1000

何もできなかった......

第5局:47700 - 33400 - 14800 - 4100

聴牌まではいくのに全然上がれなかった