迎春記

しがないゲイの日常

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仕事納め、パーソナル納め(2023/12/28)

今日は仕事納め。と同時にパーソナル納めだった。7月に入会してから半年、週一のペースできっちり通った。ちょうど良い区切りなので、半年間パーソナルに通ってみた感想を書く。

まず予想していたが、個人トレでの追い込みが足りないことを身をもって実感した。例えばパーソナルの場合、私のトレーナーはセットの開始時に何Repかを言ってくれない。そして一人なら限界だと辞めているようなRepで「あと5回いきましょう」とか言ってくる。しんどい。最後は自分でも聞いたことの無いような変な声が出る。でもこれが上がらないこともなかった。この数回があるとないとで次の日の筋肉痛の強さが段違いだった。

一方で、フォーム習得の難しさについては予想以上だった。思っていた以上に奥深い。入会当初は、あっさり習得できるものかと思っていた。ベンチプレスで言えば、胸張って肩が上がらないよう気をつけるくらいかなと。これが全然違った。バーを持つ手の幅や、グリップの握りの些細な違いで効きが全然変わってくる。対象部位に対してダイレクトに安定した負荷を入れるのが難しい。トレーナー曰く、中には"センスが良い人"というものがいて、意識しなくても自然とできちゃう人もいるらしいが(ボディビル日本王者の横川選手とかはそのタイプらしい)、当然私はそんなセンスを持ち合わせていなかったため、半年たった今でも未だにしっくりときていない。きっと、テニスで言うスピンサーブを習得するとか、ピアノで言う難しい曲を弾けるようになるといったことに近いものなんだと思った。繰り返しやり込むことで、ようやく習得できるようになる。先は長いけど、ゲームのやり込み要素みたいで案外面白い。

これだけでも大満足なのだが、私が一番良かったと感じているのは、そういった技術面の向上ではなくて精神面の変化の部分の方。つまりは、自分のトレーニングに自信を持てるようになったことである。

筋トレのメリットとして「成果が目に見えて楽しめる」ということがよく言われるが、これは「容易に他人と比較されうる」というデメリットにも換言できる。頭の良さや年収といったステータスとは異なり、筋トレの技術はその挙上重量だったり、身体の大きさで、本人が何も言ずともレベル感が見えてしまう。これが私には不安の種だった。

同じジムの同じような時間帯に通うようになると、大体同じメンバーがいる。すると自然と"ライバル視"する人ができた。その人の体つきが急に変わり始めたり、重量が伸びているのがわかると「自分のやっているトレーニングって正しいだろうか」と不安になった。個人トレの時の情報源と言えば専らインターネット。情報の取捨選択をするのも自分自身だったので、後ろ盾としては不安定だった。それに対して、パーソナルでは経験のある人から自分のためだけのアドバイスが貰える。この心強さたるや。不安が取り除かれると、トレーニングへの集中力が段違いだった。

入会時は何となく半年くらいで辞めるイメージでいたのだが、来年も引き続き通うつもり。普通に習い事としても楽しい。

筋トレノートは3冊目に突入しました