迎春記

しがないゲイの日常

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6年ぶりに我が家に観葉植物がやってきた(2023/12/24)

母親が植物好きなので、私が新しい家に引っ越しするときにいつも観葉植物をくれる。パキラやモンステラといった、初心者向けとして定番のもの。しかし恐ろしいことに、私はその全てを一つ一つ丁寧に枯らせてきた。私の家に最後にあった観葉植物、つまり6年前に今の家に引っ越してきた時に送られてきたウンベラータは、最後には葉が全て枯れ落ち、1本残った枝がやせ細ったタケノコのようだった(ごめんなさい)。

「もう一生観葉植物を置くことはないだろうな」と思っていたのだが、ちょうど2か月ほど前、6年ぶりに新しい観葉植物をお迎えすることになった。その命知らずの植物の名前は「フィロデンドロン・セローム」。名前を知ったときは、ハリー・ポッターに出てくる呪文の名前みたいだと思った(以下、ポッターと呼称)。

このポッターも自ら購入したわけでは無い。友人のFからいただいた。

2か月前にうちに来たばかりのポッター

Fの家では2、3か月に1度のペースで友人らとの飲み会が開かれ、料理が得意なFが飲み会というよりは"ホムパ"と呼んだ方がしっくりくるようなクオリティの料理を振舞ってくれる。そんなFのオシャレな家には、あるべくしてたくさんの観葉植物があり、その植物たちを見て無責任にも私は「俺も部屋に植物を置きたいなぁ」と言ったようなのだが、その私でも忘れていたような些細な発言を覚えてくれていたFが「このまえ株分けしたから」といってポッターをくれたのである。粋すぎる。

うちに来て数週間で新しい葉が伸びてきた

今では一番背の高い葉です

ポッターの成長の様子をいつでもFに報告できるようにと、いつにもまして様子を見守ってきたつもりだったのだが、この1週間くらいの間に、急にポッターの葉が乾燥わかめのようになってきて動揺を隠せない。ネットで調べた「冬は週に1回程度」という約束を守り、水やりの頻度を控えていたのが良くなかったのだろうか。

思えば、観葉植物の"水やりは必要だが、やり過ぎると根腐れする"という特徴に私はいつも悩まされていた。こういうバランス感覚が私には乏しい。何でも「足りないよりは余らせる方が」という生き方をしてきてしまった。この性格を自覚しているからこそ、今日水をやったら根腐れするのではないかという心配で水やりを控え、そしていつの間にか枯らしてしまう。とはいえ、この乾燥わかめ化は明らかにポッターが上げるアラームに違いない。

今日もう少しネットで調べてみると、どうやら"葉水は毎日あげて良い"ということがわかった。というか葉水というシステム自体、今日はじめて知った。さっき葉水を与えて、顔に化粧水をつけた後のように、手のひらで少しなじませたところ。これできっと大丈夫なはず。もうこれでだめならスプラウト先生を呼んできます。