迎春記

しがないゲイの日常

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人生初の吉田うどん(2023/10/21)

2023年10月21日(土) 晴れのち曇り

8時半に起床。今日は最近Youtubeで知った「吉田うどん」を食べに行く。日本一コシが強いうどんらしい。2000年代のつけ麺ブーム到来以降、太い麺を冷水で締めることで生まれる"コシ"というものに魅了されてしまった結果、いつの間にか"コシは強ければ強いほど美味い"という偏った舌に育った。そんな私が吉田うどんを知ってしまったのだから、これは食べるしかない。とはいえ富士吉田市は全くの生活圏外。どうしても食べたくなって調べてみると、さすがは東京、都内にもいくつか食べられるお店があって、富士見台にある「力丸」というお店に行くことにした。

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11:00、お店の開店時間に合わせて富士見台駅に到着。5分程でお店に着いたのだが、まだシャッターが下りていて戸惑う。道路を挟んで反対側のマンション前で様子を見ていたら、間もなくシャッターが開いて、店主と思われる方が看板や幟を出したりと準備を始めた。私は開店前にやる気満々で来ました感を出すのが何だか気恥ずかしくて、少し時間を置こうと思ったのだが、恋人がすたすたと歩いて行って「もう入れますか?」と店主に声を掛けた。「あぁすみません。今日ちょっと開けるのが遅くなっちゃって」と応じた店主に案内され店内に入る。こうして文章にすると、実に自然なやり取りだと思う。だからなぜ自分が"気恥ずかしさ"なんかを感じたのか不思議。でもこういう風に自分の思っていることを見透かされるのが恥ずかしいと感じる場面が、私にはしばしばある。

店内には壁に色々なメニューが貼ってあった。店主の奥さんと思われる方に「一番定番はコレ」と推された肉汁うどんを注文。数分後、想像以上にエッジの立ったうどんが到着した。

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コシも想像以上だった。箸で掬うと重力で垂れ下がると思われた麺の端が、重力に逆らって跳ね上がった。33年間"啜り始めた麺は絶対に途中で切らない"というポリシーで生きていた私でさえ、このボリュームの麺を一口でさばくのは難しく、たった一本のうどんを2回、時には3回に分けなければならなかった。もううどんというか団子とか餅に近い。でもこれが美味った。噛めば噛むほどこのコシが癖になって、300gの麺を平らげた後に200gの替え玉をした。

うどんを食べた後、新宿で友人の誕生日プレゼントを購入し、17時過ぎに多摩川花火大会を観るために多摩川の河川敷に向かった。人が多いのは嫌だなぁというのがあり、会場から5kmくらい離れた丸子橋周辺から見る。

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確かに人が疎らで快適ではあったが、遠くにかわいらしい花火が上がるのみで物足りない。やっぱり花火は人混みを覚悟して間近で見るという選択が、私にとってはトータルとして満足感が高いということがわかった。なにせ間近で見る花火の迫力は凄まじい。

花火は18:00~19:00の予定だったが、開始10分前に降られた小雨で少し体が冷えていたのも相まって、30分だけ見て早めに退散することにした。近場で観る花火はこうした気軽さがあって良い。2年前に大曲まで行って観た花火は、雨が降るなか意地でも2時間半を耐えきった。

19:00、まだ花火帰りの客が来ていないから混んでいないのではと思い、武蔵小杉駅周辺の居酒屋に入った。センターロードにある「つかだ食堂」。本当はチキン南蛮とかアジフライとかを食べたかったけれど、来週は健康診断を控えているので止めておいた。でもおでんや焼き物等の脂質控えめの物なら大丈夫と油断したのか、気づけばけっこうな量をオーダーしてしまっていた。お酒を飲み始めると食べない恋人との2人だったので、私がほとんど食べた(翌日体重が1kg増えた)。

私はバイスサワー

豚汁おいしかった

恋人とは家で晩酌というのがほとんどだったから、こうしてお店で飲むのは久々だった。転職して3週間ほど経った恋人の仕事の話などをする。今は暇すぎてこれでいいの?という感じらしい。きっとこれから忙しくなっていくフラグなんだろうなぁということを感じつつ、ひとまず最初の"人間関係ガチャ"には成功した様子なので安心した。