迎春記

しがないゲイの日常

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2泊3日、知床・帯広の旅(Day3)終

北海道旅行最終日。この日は気球に乗ったり、馬に乗ったりとアクティビティDayでした。

7:00 気球体験

ホテルの近くの公園で気球の係留フライトをする予定だったので早起き。開催時間が6:30~7:30ということで7時手前に行ったのですが、このとき20人くらいの待ちになっていました。

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1フライト5分、バスケットは4人乗りでだったので、まぁ30分くらい待てば乗れるかなと踏んでいたのですが、少しでも強めの風が吹き始めるとそれが治まるのを待つ必要があり、予想以上に待ちました。1時間ほど待って、ようやく我々の番です。

近くにいるとバーナーの音がすごいです

我々の前のフライトが女性4人グループだったので、操縦士の方は「レディース4人からのメンズ4人なので上げるの大変ですね」と苦労している様子。しかも苦労して気球が離陸したと思ったら、ちょうど横風が吹き始めてしまい、垂直というよりは斜め上方に向かって浮上し始めました。少しずつ高度を上げていくのですが、気球はどんどん公園の駐車場側に流されて行きます。半分くらい上昇したところで、操縦士の方から「あー危ないので一度降ります」と言われ、一度着陸することになりました。「風を見てもう一度上がりますので」とのことだったのですが、その後も風は強まるばかり。「んー今日はダメそうだな」ということでフライトは中止になりました。残念。我々の後に2組ほどまだ並んでいたのですが、この日は全て中止になりました。気球って難しいんですね。

フライト自体は不完全燃焼だったのですが、その替わりに最終フライトであった我々は貴重な体験が出来ました。

それが撤収作業です。気球のパラシュートを下ろすところまでを、我々もお手伝いすることになりました。良いじゃん良いじゃん、こういうイレギュラー好き。

作業はまず気球を係留エリアの中央に戻すところからです。我々が乗ったフライトは、横風の影響で気球が係留エリアの端まで大きく流されてしまったため、このまま降ろすとパラシュートが駐車場に大きくはみ出してしまいます。そのため、パラシュートは膨らめたままで、バスケットを係留エリアの中央へ押して移動させます。

スタッフの方は、まず気球からJと恋人の2人を下ろして、Fと私のみ残った状態にしたうえで「じゃ、お二人はジャンプしていただけますか?お二人が飛んだタイミングで我々スタッフがバスケットを押して移動させますので」と指示を出してきました。気球が浮上しないよう最低限のウェイトを残したうえで、ウェイト役で乗っている側はジャンプをして移動のサポートするという訳です。その様子がコチラ。

いや飛ぶタイミング合わせろよ!!

Fと私が交互に飛ぶためサポート効果が半減されていますし、というかFにいたってはバスケットの縁を持ったままジャンプしているので、全く重さの軽減になっていません(全然気が付きませんでした)。

さすがのスタッフも「こいつら頭悪いな」と判断を下したようで、最終的にFも気球から降ろすと、総出でバスケットを押すという力技になりました。

ちなみに私は最後までバスケットに残りウェイトの役割でした。いやぁ楽しかった!

さらには「こんなフライトでお金を頂くわけにはいかないので」と料金も無料となりました。神対応すぎます。

11:00 ホーストレッキング

気球体験のあと、ホテルに戻って朝食を取り、その後ホーストレッキングに行きました。

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私にとっては人生初の乗馬体験です。今回私が乗らせてもらった馬の名前は「アイボ」。出発前、スタッフの方からアイボは歩くのが遅くなることを聞かされていました。「歩くのが遅くなったら両足でお腹をポンポン叩いてあげると早くなりますので、あんまり離されないように付いてきてください」とのこと。馬への指示の出し方を覚えてワクワクしてきます。

いざ出発すると確かにスローペースなアイボくん。私は4人の最後尾だったのですが、前方の3頭が前馬の尻尾の毛に顔を払われるくらいピタッとくっついて行進していく中、アイボは数m離れて進んでいきます。さぁ覚えたことの実践だ、と頑張って両足でポンポンするのですが全然速くならない。どうしてアイボ。このままだと私の内転筋が死ぬんですけど。

さらにはこのアイボは食いしん坊でもあるようで、道中の草をやたらと食います。背の低い草まで首を下げてムシャムシャと食べるので、その度に背中に乗った私は前方に放り出されそうになりました。

そんな具合ですから、私とアイボは集団から常に一定の距離ができていました。前の方では先導するトレーナーさんが色々と何かを説明してくれているようなのですが、話が全く聞こえない。

初めは必死に追いつこうと頑張ってポンポンしていたのですが、だんだんそののんびりした気質が自分に重なるような気がして愛着が湧いてきました。「やっぱり乗っている人に似ていくのかな」なんて、そんな気持ちにもなりました(乗馬してわずか30分後のことです)。そうやってアイボがまるで自分の子供のように思えてくると、なるべく負担を掛けまいと、アイボのペースで歩かせ、アイボの食べようとしている草は自由に食べさせることにしました。なんて優しいの私。アイボも私の優しさに心を許したのか、だんだんと自由奔放に辺りの草を食べるようになっていきました。さすがに林道の隣にあった小麦畑の小麦を食べ始めた時は制止しましたけど。

馬の背に乗って歩く行為というのは想像以上濃密で、90分のトレッキングはあっという間に終了しました。やっぱり動物とのふれあいって良いですね。またやりたい!

トレッキング後、気になっていたのでトレーナーさんに「途中の小麦畑の小麦って食べて大丈夫だったんですか......?」と尋ねてみると、トレーナーさんから驚愕の事実を知らされました。

「農薬も使われているから普通は食べたがらないんですけど......だいぶアイボになめられましたね(笑)」

え待ってなめられてただけなの?そうなのアイボ?わたし悲しい。

なめられていたとはまだ知らないドヤ顔の私とアイボ

初めての乗馬体験で学んだことは「馬のわがままを許すことが優しさではない」ということです。なんか子育てみたいですね(やったことないですが)。あとは農薬を使って育った小麦を食べたアイボがお腹を壊していないことを祈ります。

13:00 お昼ご飯はラーメン

乗馬のあとはお昼ご飯のラーメン屋へ。

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チャーシューがトロトロで最高。ライスにも合います。炭水化物+炭水化物ってなんでこんなに美味いんだろう。脳内麻薬ドバドバです。

14:30 帯広空港着

ラーメンを食べて旅行も終了。帯広空港から帰ります。

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お土産に六花亭の色々と、ルタオのレアチョコレートを購入しました。全て自分用です。

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2泊3日、知床・帯広の旅、楽しかった!やっぱり北海道良いなぁ。また行きたいです。

 

(終わり)