迎春記

― 手持ち無沙汰なあなたに贈るゲイの小噺 ―

なぜ平安時代の雨乞いの舞は必ず成功したのか?

今朝、実に約半年ぶりにエニタイムに行ってきました。

とりあえず胸筋を鍛えるかとベンチプレスをやったのですが、もうこれが上がらない上がらない。以前は70kgくらい上げてたと思うんですが、今日は50kgあたりで目の前に星が見えるようになって諦めました。何だか今までできていたことが出来なくなるのって本当悲しい。せめて自分の体重(64kgです)くらいは上げたかった。

そんな不真面目なトレーニーの僕ですが、ジムノートだけは律儀に付けていて、今日久々にそのノートを開くと、最後のページに''2020/11/17(火)'という文字が見えました。どうやら今日は、ぴったり7ヶ月ぶりのジムだったようです。

この7ヶ月間、毎月約9,000円近いお金をドブに捨ててきたと考えると、あれも買えたこれも買えたと、本当だったら手に入っていた欲しいものがいくつも頭の中に浮かんできて、自分の愚かさを恨まずにはいられませんでした。でも"時間ができたらいくかも"と思ったらどうしても辞められなくて。そういえば、2chの開設者のひろゆき氏が言っていました。ひとは一度手に入れた環境を手放すのが難しい生き物だと。だから、ひろゆき氏は生活の水準をなるべく上げないようにしているそうです。なるほど、こういうことか。

僕がジムに行かなくなるタイミングは大体いつも同じです。体に大きな変化が見られなくなったり、かけられる負荷の伸びが鈍化した時です。時間というのは万人に平等で、限られたリソース。そんな貴重な時間を使ってトレーニングしているのだから、それに見合った成果が得られないなんて耐えられません。

ですから、筋トレを再開しようと奮起するたびにインターネットで綿密な情報収集をするのですが、これがかえって良くない。週3で通えるなら鍛える部位を分割してやった方が良いという人もいれば、初心者はまずBIG3から、BIG3を週2でやれという人もいますし、他にもトレーニングは朝やれだの夜やれだの、理想的なPFCバランスはこれだだの。もう皆言っていることがバラバラで。おまけにSNSには"半年でこれだけ変われます"のような、短期間で成果を出している方々が沢山います。何が正解なのかよくわからない筋トレ情報、成長の無い自分と短期間で成果を出す人とのギャップ、そういったもので頭がいっぱいになって、あーもう筋トレなどやってられるか!と結局さじを投げてしまうのです。前回も確か同じだったと思います。

さて、唐突ですが、ここでようやく掲題の件です。

「なぜ平安時代の雨乞いの舞は必ず成功したのか?」

とある本で見つけたクイズなのですが、答え分かりますでしょうか?

答えは、雨が降るまで踊り続けるから、だそうです。

まぁこれ僕が中学生の時によく読んでいた『数学パズル』というパズル本に出てきた問題なので、史実として正しいのかは定かではありません。あくまで、論理的なクイズです。でもこの論理、日常のあらゆるところに当てはまるものだと思います。きっと筋トレにも。

久々のトレーニングを終えて、心地よい疲れに包まれると、正しいトレーニング方法なんてよくわからないけれど、なりたい体になるまで続ければ良い話ではないかという前向きな思いに至り、そうしたらふとこのクイズのことを思い出しました。

そういうわけで、今年もまた懲りずに筋トレを再開します。