迎春記

しがないゲイの日常

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小学校低学年の頃の隣のクラスの担任の名前は?(2023/5/22)

2023年5月22日(月) 晴れ時々雨

6:30、起床。自分だけ4連休明けということで早めに出社しようと思ったが、どうせ帰りが遅くなるのだからと、いつも通りの時間に出社することにした。天気予報を確認し、夜雨になりそうだったので折り畳み傘をカバンに入れる。行きがけにカフェで読書。今日からNHKの「100分de名著」のプロデューサーがが書いた『「名著」の読み方』を読み始めた。今年の目標「古典的名著を1冊読む」の下準備のつもり。

9:20-22:00。お仕事。自分の仕事がどんな状況になっているかドキドキだったけれど、引き継いだ仕事は半分ほどやってくれてあった。過去の実績から言うと、"進捗無し"ということが珍しくなかったためホッとする。しかし、残りの半分の仕事の分だけ今週にしわが寄っていることに変わりはなく、そのシワを少しでも伸ばそうとしていたら仕事がひと段落したのは22時手前になってしまった。さて帰ろうか。今日はジムに行けないな、などと考えながら帰り支度していると、後ろから「久しぶり~元気?」と声を掛けられた。5年前くらいに所属していた部署の隣の部署のマネージャだった。

私の仕事は部署を跨いで仕事を依頼し合うことが多いため、隣の部署と言っても多少の交流がある。"仕事を依頼し合う"というのは少しマイルドな表現で、実情は球の投げ合い。責任所在があいまいな仕事に関しては、ほぼドッジボールの様相を呈す。そんな中、今日声をかけてくれたマネージャーは、見た目からしても、そして実際にも優しい方で、当時そこまでやり取りはなかったものの、何だか話しやすい人だという印象があった。だから話しかけてくれたことに対して反射的に嬉しい気持ちが込み上げてきたのだが、その後すぐにそれは焦りに変わった。

まずい。名前が思い出せない。

名前を覚えるのが苦手な私にとって、5年前の部署の隣の部署のマネージャの名前というのは、小学校低学年のときの隣のクラスの担任レベルで記憶が曖昧だ。辛うじて手繰り寄せた"よくある苗字だった"という記憶を頼りに「田中」か「鈴木」の2択までは絞り込めたものの、田中:鈴木=6:4くらいのところからどうしても確度を上げられない。まずい。

しかし流石に名前を出さないまま返事をするという訳にもいかず、60%の確率にかけた私は「あ~!tぁなかさん(ごく小さい声で)、(だんだん早く)お久しぶりですいまどこの部署なんですかぁあああ~⤴⤴⤴⤴(だんだん大きく)」という、ピアニッシモからのアチェレランドからのクレッシェンド話法を使って応対。田中さん(仮)の反応は......うん大丈夫そう。アテンポ。

その後、自分の調子を取り戻して数分ほど立ち話をしたが、優しい田中さん(仮)のことだから私が間違った名前で呼んでも聞かなかったことにしてくれている可能性もあるのではという懸念が払拭できず、会話を終えると急いでメールボックスで過去のメールを遡った。送信済メールの中で「田中」で検索を掛け、そして.......見つけた!!良かったぁ~~~!!田中さん(確定)!もう忘れません!!!

22:00、会社を出ると雨が降っている。朝の自分を称えつつ折り畳み傘を取り出すも、時折吹く強風のため傘が差せない。腹立つ。

帰りコンビニでかまいたち濱家がおすすめしてる袋麺みつけた。明日食べる