迎春記

しがないゲイの日常

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迎春日記(2023W09)

2023年2月27日(月) 晴れ

6時半に起きたのに、二度寝をしてしまって9時起床。月曜はいつも何となくしんどい。最近は仕事も好調のはずなのに、月曜のしんどさは変わらない。午前中は自宅で作業して、午後から出社する。

去年の10月に伊豆旅行をしたメンバー(→こちら)のうちの一人から「次の旅行計画を立てよう!」と声がかかる。そういえば次回はグランピングに行こうという話があった。住んでいる場所もバラバラだし、みんなの休みもバラバラなので、なかなか大変なメンバー。でも私が最年長のメンバーということもあり、誰かにお任せというのもしづらい。頑張って計画練らねば。恋人と2人の旅行ならば積極的に計画立てる方なのだが、友達との旅行のときは何だか苦手。

2023年2月28日(火) 晴れ

9時半に起床。10時から会議があるので慌ててパソコンを立ち上げる。ブルーマンデー気分をチューズデーまで引きづり出すのは黄色信号。朝起きられなくなり、一日中胸がソワソワする感じ。大して仕事が重なっていないにも関わらず、どういう訳か「あれもやらなきゃ。これもやらなきゃ」と集中力が持たない。この感じ、デジャブだ。これは自分がメンタル不調になるときの第一歩な気がする。でもこの予兆に気が付けたのは初めて。気づけたと言うか、これが予兆だと認識するようになったのが初めて、に近い。ただ認識したからといって、どうして対処してよいのかまでは分からない。頑張るのは良くないだろうから、のんびり仕事してみる。

2023年3月1日(水) 晴れ

8時半に起床。起床時間が遅くなって、今週は午前中在宅からの、昼休みに移動、午後会社というルーティンになっている。しかしこれが案外しっくりくる。ラッシュ時の移動にならないので、快適に移動できる。あとは、仕事が遅くなってジムに行けないのがいつもストレスの一つだったのだが、このルーティンであれば朝は8時半まで寝ていられるから、夜は多少退勤が遅くなってもジムに行こうという気になる。昼休みが無くなるのが難点だが、繁忙期を乗り切るまではこの調子で行こうと思う。

そういえば今日からエニタイムでのマスク着用が任意になった。今日行ってみると、マスク率は半々くらいだった。マスク無しのトレーニングはやっぱり楽。

帰宅後、部屋が片付いている。今日は先日持ち帰り切れなかった不要家具を親が取りに来ていたのだが、ついでに部屋の掃除をしていってくれた模様。今週は忙しくて家事に手が回っていなかったので助かる。犬も連れてきていたのか、部屋の一角に犬用のトイレセッティングが残されていた。

うちの犬、どんなに広いトイレを設営しても隅っこの方で用を足します

2023年3月2日(木) 晴れ

8時半に起床。今週はずっと午前中の気分が低調なのだが、会社に出社すると不思議なくらい気持ちが持ち直る。今まで気分が低調なのは仕事が忙しいからだと思っていたけれど、実はそうではないのかもしれないと最近気づいてきた。会社には誰かにとって必要な作業があふれていて、その中には自分にしかできない仕事も少なからずある。そうした作業を一つ一つこなしていけば、自然と自己肯定感が高まって、気持ちも持ち直してくる。

私がメンタル不調になるのは、自分で勝手にやらなきゃいけないことを増やしていくせいだと思う。ジムに行かなきゃ、テニスの練習に行かなきゃ、あの本の続きを読まなきゃ、などの趣味の類のもの。私の何かを始めるなら結果を出さなければという性格のせいで、本来は楽しむためにやっている趣味が、気が付けば義務になっていることが多い。趣味の優先度が仕事と同じくらいにつり上がってしまう。そんな"趣味"に時間や集中力を奪われると、次第にいま目の前にある自分の仕事を納得がいくレベルで仕上げられなくなる。納得のいかないものを出しているから、自己肯定感も上がらない。私の場合、その積み重ねがメンタル不調の原因だと思う。仕事とプライベートのバランスは人それぞれだが、私の場合、ある程度仕事に傾いている時の方が、精神衛生上は良い。なんだか仕事人間みたいで悔しい。

2023年3月3日(金) 晴れ

久々に終電まで仕事。だいぶ目を酷使したが、やり切った感がすごい。

2023年3月4日(土) 晴れ

F君、J君カップルと一緒に劇団四季の『バケモノの子』の観劇。

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細田守作品の『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』は、Amazon Primeで購入するくらいには好きで何度も繰り返し見ている。『バケモノの子』は何も知らない家出少年が、立派な青年になっていく過程にいつも刺激を受けてしまい、単純だが仕事も趣味もモチベーションを取り戻せる。だから『バケモノの子』が劇団四季でミュージカル化すると聞いてからずっと気になっていた。

普段ミュージカルなんてほとんど見ないので、まずキャストの声量に驚き、そして舞台のからくりに驚いた。九太が少年から青年になるなんか、キャストの入れ替わりの演出が巧妙過ぎて、ほとんど気がつかなかった。

私には『バケモノの子』の中で好きなシーンがあって、それは熊徹と猪王山の二人が新しい宗師の座を掛けて勝負する終盤、猪王山の強烈な一撃にダウンした熊徹が、九太の飛ばした檄により息を吹き返し、逆転勝利する後のシーンだ。九太が「ひやひやさせんな」と声をかけ、熊徹が「勝つに決まってるだろ」と言って二人がハイタッチする。ここでいつも泣く。ミュージカルでもこの泣きポイントは一緒だった。

観劇後、浜離宮を少しだけ散歩して、新橋で焼肉。お腹ペコペコで行ったから、食べすぎてしまった。今ダイエット中なのに。明日は節制しなければ。

浜離宮の菜の花が綺麗でした

2023年3月5日(日) 晴れのち雨

8時半に起床。昨日食べ過ぎたので、朝はハムエッグとOIKOSだけにした。

今年は4月に奈良の吉野山へ桜を見に行く予定なので、少し旅行の計画を立てる。徒歩で回れる範囲に留めるか、バスも使って奥千本まで行ってみるか、いろいろ選択肢がありそうだった。昔は旅行に行くなら一通り見たいという性分だったのだが、最近はいくつか絞ってのんびりと回るというのがしっくりくるようになってきた。