前回、昔の自転車旅の云々を記事にしましたが(→こちら)、先週の3連休でまた久々に自転車旅をしてきました!ずっとやってみたかったしまなみ海道の走破(尾道〜今治)です。
お天気も何とかギリギリもち、とても良かったのでご紹介です。
Day 1
10:00 尾道に到着
尾道までは新幹線と在来線を使いました。始発の新幹線(6:18東京発)を使えば都内からでも10時には尾道に着きます。
10:10 尾道でなぜか迷子になる
さっそく尾道にある「しまなみレンタサイクル」でクロスバイクをレンタルをして出発。貸出場所では20人くらいの行列ができていましたが、私はしっかり10:00配車で事前予約をしていたので、ファストパスでの優先搭乗かの如く案内されてスムーズに借りることが出来ました。完璧です。
ところが、尾道から向島に渡る「尾道大橋」へ行く道がわからないというアクシデントが発生。事前調べでは今治までの道には道路にブルーラインが引かれているはずなのに、ラインが途中で途切れてしまっていました。Google Mapで調べましたが良くわからず、駅前にいた観光案内のおばあちゃんにヘルプを要請。
話を聞くと、どうやら尾道から向島までは尾道港から出る渡し舟を使うのが一般的らしいです(*1)。事前調べ不足でした...。
(*1)非推奨らしいですが、自転車で渡れないこともないみたいです。どうしても渡舟使いたくないというストイックな方は下記リンクを参照。
尾道大橋(おのみちおおはし) Onomichi Bridge
11:00 渡舟で最初の島・向島に上陸
尾道駅周辺を右往左往したため1時間くらいロスりましたが、気を取り直してサイクルターミナルの隣にあった乗り場から渡舟に乗船。最初の島「向島」までは所要時間5分ほど、料金は片道110円(大人100円+自転車10円)です。料金は乗船中にスタッフの方が集金してくれるのですが、この集金作業がガバガバで危うく無賃乗船になるところでした。
11:25 因島大橋を渡って因島へ
向島をのんびり走ること30分。最初の橋「因島大橋」に到着です。この後続く橋全てがそうですが、橋に登るまでは緩やかな坂が1kmくらい続き結構大変でした。
因島は特に寄り道しなかったですが、私の好きな作家・湊かなえさんの故郷であり、小説『望郷』(*2)の舞台「白綱島」のモデルということで個人的には注目してました。どこかに"イヤミス"の気配があるんじゃないかと探しながら走りましたが、そういったおどろおどろしい気配はなく、とてものどかな島でした。
(*2)『望郷』については、本ブログのこちらの記事でも紹介してます。
12:30 生口橋を渡って生口島へ
因島の次は、生口橋を渡ってレモン谷のある生口島へ。この辺りからクロスバイクの固いサドルにお尻が痛くなり始めます。
13:30 タコ飯&レモン鍋ランチ
お昼ご飯を食べようと思っていたお店「ちどり」に着いたのはお昼もだいぶ過ぎた後です。
ここまでの走行距離は25kmほどですが、前述の橋を渡る際の高低差とお尻の痛みのせいで、走った距離以上に体力を消耗してました。もちろんお腹もペコペコだったので、タコ飯とレモン鍋を両方注文。レモンスカッシュまで飲んですっかり体力回復です。
14:45 映えスポット・耕三寺
お昼の後、まだ時間に余裕があったのでお店の前にあった耕三寺へ行きました。浄土真宗のお寺なのですが、お寺の中に大理石でできた真っ白な庭園(未来心の丘)があり、和洋折衷な雰囲気です。
15:30 瀬戸田サンセットビーチ
腹ごしらえと休憩を終えたら、瀬戸内一きれいな夕日が見られるという「瀬戸田サンセットビーチ」へ。本当はここで夕日を待つ予定だったのですが、お尻が悲鳴を上げ始めていたので、サクッと写真を撮るだけで離脱しました。
16:00 多々羅大橋を渡って大三島へ
次の島「大三島」までは多々羅大橋を渡ります。渡り切ったところにはサイクリストの聖地のモニュメントがあり、誰でも簡単にサイクリストガチ勢のような写真が撮れます。
16:30 宿にチェックイン
大三島はしまなみ海道のちょうど中間地点。1日目の行程はここまでです。宿は大三島に入ってすぐのところにある「I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」にしました。ホステルタイプの宿です。
2019年にOpenしたばかりのきれいな宿で、料理のボリュームが凄くて大満足でした。宿はシャワーのみなのですが、歩いて行けるところにある「多々羅しまなみドーム」という複合運動施設へ行けば温泉に入れます。お尻も脚も疲れていたので足を伸ばして温泉に入れたのは助かりました。しかも温泉からの景色が良い。
ホステルということで、部屋は完全に仕切られてはいないですが、みんな静かに使っていたので、概ね気にならなかったです(寝静まる時間帯になるといびきが結構聞こえてきます...)。
Day 2
05:00 起床&朝ごはん
前日は疲れていて21時過ぎには寝てしまったので、深夜3時過ぎに目が覚めました。2日目の天気を調べていたら午後から雨の予報だったので早めに行動を開始。宿の目の前にあるイートインスペース付きのファミリーマートで朝ごはんを済ませます。
06:30 大山祇神社へ寄り道
宿の方にチェックアウトはスタッフアワー(7時以降)にすると伝えてあったので、その前に気になっていた「大山祇神社」へ寄り道することにしました。
宿から6kmほど離れている+途中峠越え有りだったので、前日まで行くの迷ってましたが、行って良かったです。
07:00 宿をチェックアウト
神社で2日目の安全祈願をして、一旦宿に戻ります。チェックアウトを済ませ、改めて今治方向へ出発。
07:30 大三島橋を渡って伯方島へ
大三島の次は、伯方の塩で有名な「伯方島」です。伯方島は特に寄り道せずに通過。
08:00 伯方・大島大橋で大島へ
伯方島のあとは、いよいよ最後の島「大島」です。
10:00 亀老山展望公園
2日目のハイライトは、大島にある「亀老山展望公園」。サイクリングロードを外れて標高307.8mの山頂まで3km近くの山道を登ります。自転車に乗ったままではとても登っていけなかったので、ほぼ自転車を押して歩いていきました(エヴァのプラグスーツのような装いのサイクリストガチ勢達は自転車に乗ったまま登っていってすごかった)。
10:30 来島海峡大橋で四国に上陸
亀老山から下りてきて、最後の橋「来島海峡大橋」に到着。
11:30 無事に今治駅到着
橋を渡り切るとゴールの今治駅までは5kmほどの街中サイクリングになります。ちょうど雨がぱらついてきたので急ぎ足で向かい、ちょうど雨が強まってきたところで今治駅に到着できました。滑り込みセーフ。
今治では、今治城の御城印をゲットし、「白楽天」さんでB級グルメの焼豚玉子飯を食べました。
以上、旅程でした!無事に終わって何より。以下は今回の旅での良かった点、心残り等の所感です。
所感
お尻保護グッズ推奨
第一の感想は何といってもコレ。ケツが痛かった。ゲル入りのサドルカバー等があったら大分違ったと思います。
1泊2日にして正解
当初、恋人さんとは1日で今治まで行けるんじゃないかという話をしていたのですが、途中で1泊して正解でした。というか、しなかったら途中の観光もゆっくりできず、楽しさよりも大変さが上回る旅行になっていた気がします。
SHIMANAMIモニュメント見逃す
これは心残りポイント。来島海峡大橋を渡り切ったところに、有名なSHIMANAMIモニュメントがあるのですが、なぜか今回スルーしてしまいました。2kmほど通りすぎたところで気が付いたのですが、引き返すには下ってきた坂道を登る必要があり、その元気は残っていなかったので次回リベンジということで断念。
なによりも安全運転で!
私たちは大丈夫でしたが、渡舟で一緒だった5、6人のパーティが、最初の向島で転倒して怪我をしてしまったようで、救急車が来ている場面に遭遇しました。スポーツバイクはタイヤ幅が小さく地面の凹凸でハンドルを取られる場合があるので要注意です。
以上、しまなみ街道旅行でした!久々の自転車旅行楽しかったです。みなさんも是非どうぞ!^_^