迎春記

― 手持ち無沙汰なあなたにゲイの小噺を ―

とある日曜日

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起きたら17時だった。

 

昨日寝たのは0時ごろだから、17時間睡眠。

 

こんな休日もたまには良いよね、みたいな肯定的なことを書きたいところだけれど、当の本人である僕が猛烈に後悔しているのだから止めておく。

 

良くないよ、こういう休日は。

 

さすがにお腹が減って、近所の中華料理屋でご飯を食べてきた。チャーハンの大盛と餃子。

 

堕落しすぎて、このままメンタルを持ってかれそうな気がしていたけれど、以前会社で産業医と面談させられた時に、「食欲があるうちは大丈夫」と言われたのを思い出した。何が大丈夫なのか、主語は忘れてしまったが、その情報が真実ならば、僕はひとまず大丈夫そうだ。きっと、何かが。

 

店を出るともう日が落ちていて、あぁ今日は日光浴びてねぇなと思った。誰とも会ってないから声も発してない。

 

家に帰ってきて明かりをつけると、週末やろうと思っていた洗濯が全く片付かないまま出迎える。そういえば、今日は部署の忘年会のお店探す予定だったことを思いだす。LINEにはいつだか加入したグループラインが盛り上がったようで、通知が溜まっている。

 

色んな情報が僕の心の少ない余白をきれいに埋めていく。

 

ふと、机の上に無造作に置かれているビニール袋に気が付いた。中を見てみると昨日買った文庫本が数冊入っていた。

 

あ、そうだ。昨日本買ったんだった。

 

落ちていた気分が、少し顔を上げる。

 

あぁやっぱり僕は本が好きなんだなぁって思った。